それは論外というものだ。
業務を止める情報セキュリティ
とある異動の裏事情(バックグラウンド)
「後輩連中に『可能性』を見せる」こと、だったりする。
前部署は人材育成/人材配置/人材交流などが硬直しきっていて、自分で手を挙げない限りはずーっと同じ部門で同じ仕事をする、というパスしか存在しなかった。
これは実体験でもそうだし、方向性としてもそう。見えるとしても、ヒラ→主任→管理職→部門長→子会社に出向、というキャリアパスくらいである。本社異動もあるが、ごく少数派。タダでさえスタフ部門は「受け皿部門(※)」としての位置付けもあるので、若手連中には申し訳ないが、夢と将来に溢れる部署とは正直言いがたい。
※鬱休職上がりとか、営業/SEで使いものにならない者が回される、の意。
後輩連中と自分の担当業務が大きく異なるという事実はあるものの、
■引かれたレールの上を前進するだけが選択肢ではないこと
■手を挙げれば、社内の別部門への異動は十分に有り得るということ
■異動を考えるなら、それなりに自己研鑽をしておくべきこと
こんなことを後輩連中に実例を以て示す、というのも今回手を挙げて異動した理由だったりする。
「生え抜き」人材は必要だが、それは「そこしか知らない」という人材を求めていることとはイコールではない。多様な視野と考え方というものは、決して一箇所に押し込めて業務経験を積ませることで育まれるものではない、と考えている。専門性と多様性は決して相容れない概念ではないはずだ。
たとえ今の業務が数字だけの仕事だとしても、将来の可能性と選択肢を考えれば、積むべき経験と備えるべき知識はその範疇に収まるものではないはずだ。そこで何を考え、何をするか、そうしたことに気付いてほしい……というか、きちんとコレは明言した方がいいのだろうな。
とかく、「自分の専門分野はこれこれです」と言えるくらいの領域を最低1つ、できれば2つ以上持ってて欲しいんだよな……。それが現業務と無関係でもいいから。「先を読む能力」までは要求しないから、せめて何かしら自分にプラスになる知識は身に付けて欲しいわけで。
どこで何が役に立つかなんて判らない。
■10年前の予想通りに身近になった知的財産法
■何の前触れなく情報セキュリティがキツキツになった社内と世間
■ネットワーク周りに詳しい人が非常に少ない、今の社内
■システム運用・企画業務に意外に密接な労働関連法規
これは全て、事実なのだから。
勘違いされていたらしい
一部周囲に、無理に異動させられた……と思われていた節があることが判明。無理に現所属部門に押し込められて苦労してるんじゃないか……と。
いやいや、そうではなくて。
むしろ手を挙げたわけで。
物には限度というものが
馬鹿正直も度を超すと只の馬鹿。