最近自宅への「フレッツ光」のセールスが煩い。
うちのマンションは建物として光に対応しているので、あとは如何に費用回収するか……の観点では「押せ押せ」でセールスに来るのはまあ当然の話だとは思う。が、
■NTTの局舎が至近なので、ADSLのパフォーマンスが非常に高い
クアドスペクトラムの下り50Mbps/上り5Mbps規格のプランで、下り35Mbps/上り3Mbpsが安定して出(※リンクアップ速度)、しかも「切れない」。平気で一週間くらい同じIPアドレスを維持していたりする。
■光回線は局舎まで共用、ADSLは局舎まで占有
この状態のADSLなら、光回線にした方がパフォーマンスが落ちると思う。
■コストパフォーマンスは言うまでもなくADSLの方が上
アクセス回線として十分賄えている。サーバ設置を考えると上りが実効3Mbpsなのはネックといえばネックだが、パブリック用途としてはWebサイト/ブログでの情報発信だけなので、困るというレベルではない。
等の理由で、光化しようとなんてこれっぽっちも考えていないのである。
今日来たセールスマンは正直、いただけなかった。
「ADSLはアナログでVDSLはデジタル」
等と平気でのたまうのである。いやどっちもドライカッパ使ったxDSLで同じじゃねーか、とすかさずツッコミを入れた。「D」はデジタルのDなんだぜ? VDSLはフレッツ光の足回りで使う話なので、フレッツ光を入れさせたい意図が見え見え。
あとは何気に地デジ対応も話に絡めてくるので困る。これは「フレッツ・テレビ」の話なのだろうが、地デジ対応に光回線導入をセットにしてくる……というあたり、「光回線を入れないと地デジが見られない」と誤解する人がいると思う。セールス手法としては有りだろうが。
なお、件のセールスマン、途中でこちらがネットワークエンジニアやってますと言った途端に口調が変わって内心苦笑してしまった。本職のネットワークエンジニアではないけど、資格は持っているから、嘘は言ってない。
ちなみに「フレッツ・テレビ」はデジタル放送のIP再送信だが、当然ながら光回線がリンクアップしていないと見られない。大規模災害等でリンクダウンした場合は当然視聴不可となる。ここがリスク含みだと思う。まぁ携帯電話とかのワンセグを視る、という手段はあるだろうけど。