同じ口でそれを言うのか

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10月 052008

■ITインフラ整備と連携が取れていない情報セキュリティ施策

と、

■ITインフラ費用削減

が、両立するわけがなかろう。

施策策定側が無策なせいで、ITインフラに掛かる費用は上昇の一途。この上昇を抑止するため……なのだろうが、現場のコストアップは「上」の無策っぷりに振り回されている結果に過ぎない。もし真にコスト削減を実現したいなら、この現実を直視し、然るべきアクションに繋げるしか方法はない。

最大の問題は、このことに気づかない、言っても分からない、そういう連中が「上」にひしめいているという現状である。「責任を取れない責任者」「成すべきことをしない役職者」が多すぎるのだ。

結局のところ

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9月 262008

いくら管理統制レベルを上げたところで、それを回す人員に

■問題を問題として認識できる能力

■倫理観

■常識的感覚

が適切に備わっていなければ、そのレベルの維持などできようはずがあるまい。

自分の目と鼻の先に問題を抱えていながら、現場に高説を垂れる資格などありはしないのだ。

社内ITストラテジー2.0

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7月 122008

 何遍も言わせるな。

ITインフラ整備とリンケージしてない情報セキュリティ施策をブチ上げるんじゃねーよ、と。

インフラ整備を伴わない情報セキュリティ施策は実効性に欠ける。ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、そして、 導入に必要な技術情報、運用情報の開示。これらはもはや一体不可分であり、情報セキュリティ施策のみの推進、ITインフラのみの推進というものはもはや有り得ないのである。悲しいかな、このことを理解している者が社内ITストラテジー統括部門に少ないのが実情。大企業のクセに何とも情けない限りである。

俺ならITインフラに疎い奴には情報セキュリティ任せないし、情報セキュリティに疎い奴にはITインフラ任せたりしないね。この先どうなるかはわからないが、人材育成をする立場に回ったならば、そのあたりをきっちり教え込んでいきたいと考えている。

「社内ITストラテジー2.0」を回していく立場に必要なのは、一芸に秀でたエキスパートやスペシャリストの能力ではない。全体を俯瞰し、想定される状況から先手を打つことができる、本当の意味での「戦略家」である。

っていうか、今回りにいる「エキスパってる連中」ってのは、みみっちぃ考え方と狭い視野しか持たないから「使えない」んだよな……。

「引き継ぐ」ということ

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5月 312008

今のことしか考えることができない者が管理職(しかも年配)に多いという不運。

短期的なコスト抑制策の繰り返しが長期的な人材不足を招くことに何故気付かない?

そうやって散々会社を食い散らかしてボロボロの状態で俺らに引き継がせるつもりですかそうですか。

いつか報いが来ることだろう。

往々にして

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4月 202008

状況把握能力と状況判断能力に欠ける奴が戦略レベルを仕切っていたりする。

予測能力など望むべくもない。だから先手を打てず後手にばかり回る。

ウチの会社の情報セキュリティ施策の話。
今、セキュリティソフト群の導入が進められているが、これがかなりの問題含み。

ITインフラと情報セキュリティは施策レベルで整合性を持っていないといけない。情報セキュリティのためITインフラがにあるのではないし、また情報セキュリティを考慮しないITインフラはもはやありえないと言ってよい。ITストラテジーとは本来そういうものである。

ITインフラ施策と情報セキュリティ施策が整合していないとどうなるか。

答えは簡単だ。「共倒れ」である。

最近上司とよく話すこととして、「みみっちいことしか考えられない技術屋」というものは非常に厄介だ、という話がある。特にマネジメントクラスでこの手の思考しかできないともう目も当てられない。

無論、プロジェクトマネジメントが豊富な技術者は多いだろうし、全体を見渡せる能力のある者も決して少なくないであろうことは容易に想像がつく。だから、技術屋だからどうこう、と言うつもりはない(彼らの大半は我々よりもずっと優秀だ)。しかし、社内施策周りでは本当にこの手の短絡思考しかできない者が多いのである。

■施策対象となっている組織の実態はどうか
■現状レベルの施策を大規模に推進したらどういう状況になるか
■波及する問題はないのか

等々、ソフトウェア単体の個々の機能云々レベルではなく、全体を俯瞰してどうか、ということを思考する能力が致命的に不足しているのである(※)。もちろん、個々の機能レベルの問題も重要だ。しかし、組織全体で施策を推進する立場であるならば、如何に施策のための環境を整えるか、そのための問題は何か、という、「高い視点」での思考がより求められると思うのだ。そういう「元締め」的立場の人間が、個々の機能や動作に拘泥するのを目の当たりにすると、見苦しいとしか言いようがない。

戦術と戦略の区別もつかない者が戦略を回しているとここまで状況がこじれるものか、と、情けない限りである。

※この点、上司も自分は文系出身で、ネイティブで技術者ではない(=個々の技術にまで精通しているわけではない)点、及び「ロクデモナイことしか考えていない戦略担当」はネイティブで技術者であり理系人間、ということがそれぞれ共通していることは興味深い事実である。

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